ディスクガイド > V.A.
これだけはチェックしておきたい重要アーティスト、おすすめアルバムをアルファベット別に紹介しています。
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ディック・ファルネイ&クラウデッチ・ソアレス
(Dick Farney & Claudette Soares)
『トゥー ドゥ・イスト・エ・アモール(Todo Isto E Amor)』(1976,1977)
アメリカで活躍したこともあるフランク・シナトラ・タイプの男性ヴォーカリスト&ピアニスト、ディック・ファルネイとコケティッシュな歌声が魅力の女性ヴォーカリスト、クラウデッチ・ソアリスのデュエット アルバム。ボサノヴァというよりもかなりムードミュージックに近い激甘サウンドですがはまる人はきっとはまる音。ジョニー・アルフ、カルロス・リラ、トム・ジョビンという典型的ボサノヴァ・ナンバーばかりなのに、ボサノヴァとは趣を異にする完全に夜指向のゴージャスな大人の世界。「コパカバーナの高級マンションの最上階。間接照明のだだっ広いリビングルームで、コルコヴァードを眺めながら佇む二人。傍らにはブランデーグラス」なんていう絵が浮かびそうな世界です。(このジャケ写はVol.1とVol.2のカップリング盤。単体盤も入手可能と思われます。)
フランク・シナトラ&アントニオ・カルロス・ジョビン
(Frank Synatra & Antonio Carlos Jobim)
『フランシス・アルバート・シナトラ & アントニオ・カルロス・ジョビン(Francis Albert Sinatra & Antonio Carlos Jobim)』(1967)
1950年代後半、後にボサノヴァを作り上げる世代が最も崇拝していたアメリカの歌手はフランク・シナトラでした。その後ボサノヴァが彼らの手によってブームを巻き起こしてアメリカに渡り、当のシナトラに気に入られて彼らの代表であるジョビンとレコーディングをしたのは、ボサノヴァ世代にとってとてつもない大ニュースだったそうです。そんな彼らの夢が一杯詰まったこのアルバム。選曲的にはジョビンの曲と共にジャズ・スタンダードも収められていますが、アレンジは完璧なまでのボサノヴァで、シナトラもボサノヴァに合わせた小声での歌唱を披露しているので「シナトラのヴォーカルはちょっと…」という人にもぜひ聴いて欲しい重要作品です。ゴージャス!
ブラジル音楽ファン必見の素晴らしい映像作品。フランス映画『男と女』で印象的な役を演じたピエール・バルーが1969年にブラジルに渡り撮った記録映画です。DVD化されているのでとりあえず見てください。必見なのは名サンバ歌手/ソングライターのパウリーニョ・ダ・ヴィオラが出てくるシーン。ピエール・バルーのリクエストに応え屋外の食堂みたいな所で、パウリーニョが飲み食いしながら次から次へとギターを弾き歌を歌うと、回りの人達がいっしょに歌うんです。もう最高!生活と音楽が密着しています。その他若き日のバーデン・パウエルやマリア・ベターニア、伝説的なショーロの巨人ピシンギーニャなど、全編宝石のような映像が詰まっています。
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