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これだけはチェックしておきたい重要アーティスト、おすすめアルバムをアルファベット別に紹介しています。
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オデッチ・ララ
(Odette Lara)
『コントラスチス(Odette Lara: Serie Elenco)』(1966)
この作品の3年前に詩人ヴィニシウスとのデュエット盤も録音している女優オデッチ・ララのソロ作品。大人っぽい落ち着いたヴォーカルはなかなか味わい深く、女優の余技の域を超えています。デビューしたてのシコ・ブアルキの曲を3曲収録していますが、ジョビンやフランシス・ハイミの曲と較べるといかにシコの曲がサンバっぽいかというのも感じてみてください。チープなオルガンの音色はご愛嬌。
オ・クアルテート
(O Quarteto)
『アントロジーア・ダ・ボサ・ノヴァ・20アーノス・デポイス(Antologia da Bossa Nova - 20 Anos Depois)』(1977)
驚異的なハーモニーを聴かせる男声ヴォーカルグループ、オ・クアルテートが1977年にボサノヴァ生誕20周年を記念してリリースした傑作。原曲のイメージにとらわれず大胆にリハーモナイズされたコーラスに加え、セーザル・カマルゴ・マリアーノによるエレピ&アナログシンセの音色/アレンジも絶品。幻想的に生まれ変わったボサノヴァ名曲集。
オス・カリオカス
(Os Cariocas)
『ア・ボサ・ドス・カリオカス(A Bossa Dos Cariocas)』(1963)
ホナルド・ボスコリは、名曲「小舟」の作詞者、ナラ・レオンの婚約者、マイーザそしてエリス・ヘジーナの夫であったことで知られますが、彼はボサノヴァ全盛時代に「タンバ・トリオが演奏するだけのグループで、オス・カリオカスが歌うだけのグループだったら良かったのになぁ」と言っていたそうです。ようするに双方のグループがそれぞれ上手い方に専念したらいいのにと言いたかったよう。そのオス・カリオカスはボスコリの言葉が示すように演奏しながら全員でコーラスをする男性四人組。今CDで聴いてみると別にボスコリが言うほど演奏が下手ということは全く無く、コーラスの魅力が最大限に伝わるシンプルな演奏が逆にとってもおしゃれ。モダンで軽やかな男性コーラスボサもぜひ聴いてみてください。
オス・ガットス
(Os Gatos)
『アケーリ・ソン・ドス・ガットス(Aquele Som Dos Gatos)』(1966)
ここに収録されている「イ・ナーダ・マイス」を聴くためだけにでも、あなたはこのアルバムを手に入れなければならない。それほどドゥルヴァル・フェヘイラが作ったこの曲はボサノヴァの上品で、危ういほどに壊れやすそうな美しさに満ちています。そしてそれ以外のエウミール・デオダートがアレンジするインストゥルメンタル曲も円熟した極上のボサノヴァサウンド。ボサノヴァ名盤の上位に食い込むこと必至の必聴アルバムです。
小野リサ
(Ono Lisa)
『ナモラーダ
』(1993)
“日本を代表するボサノヴァ歌手といえば小野リサさん”という意見に異論を唱える人は少ないと思います。これは1993年発表の7曲入りのミニアルバムで、リサさん自身のギター1本の伴奏によるルイス・ボンファ作「ミニーナ・フロール」が聴けます。他にもメネスカル&ボスコリの「出来ることなら」や珍しいヴィニシウス・ヂ・モライス作詩/作曲による「あなたの瞳の輝き」などマニアックな選曲がうれしいところ。
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