その他のブラジル音楽ディスクガイド > D
これだけはチェックしておきたい重要アーティスト、おすすめアルバムをアルファベット別に紹介しています。
※クリックできないところにはまだデータがありません。
ジャヴァン
(Djavan 1949-)【MPB】
パーカッシブなギターと伸びやかなヴォーカルが大きな魅力のシンガーソングライター。クインシー・ジョーンズが彼の音楽を初めて聴いたときその斬新さに驚愕したそうですが、その事実が示すようにアメリカでも大成功を収めました。
『ジャヴァン(A Voz e o Violao)』(1976)
『声・ギター・ジャヴァンの音楽』と題されたファースト・アルバム。爽やかな春風のような作品。エグゼクティヴ・プロデューサーがエレンコ・レーベルの設立者だったアロイジオ・ヂ・オリヴェイラなので、これ以降の作品と比べるとボサノヴァ色が高めです。ジャケット裏にギターを抱えた天使のイラストが描かれてありますが、まさにこのアルバムのハッピーな雰囲気をよく現しています。天才ベーシスト、ルイザォンのグルーヴにも耳を傾けてください。
『ジャヴァン&アルンブラメント(Djavan & Alumbramento)』(1978&1980)
どこかボサノヴァの薫りを残していたファーストに比べて、ジャヴァンの強靱なリズム感を強調したようなパワー感に溢れる、2ndと3rdのカップリング盤。北東部のリズムを現代的にアレンジした、スケールの大きな曲調、そしてなによりも伸びやかなジャヴァン自身のヴォーカルが我々の心を解き放ちます。
ドリ・カイミ
(Dori Caymmi 1943-)【MPB】
『Dori Caymmi(Dori Caymmi)』(1972)
ドリヴァル・カイミの長男ドリ・カイミは父の故郷バイーアではなくリオで生まれミナスでも過ごした経験を持つシンガー・ソング・ライター&アレンジャー。既に60年代から数多くのアーティストに曲を提供しアレンジ等で様々な作品に関わっていましたが、72年に出たこのファーストはヒット曲「オ・カンタドール」「ヂ・オンヂ・ヴェンス」を含む傑作。その他も全て自作で、曲の良さもさることながら洗練された深みのあるアレンジが、ブラジルの自然を感じさせる雄大な世界を描き出しています。ミナス系サウンドが好きな方にもおすすめ。
※クリックできないところにはまだデータがありません。
Top▲
|